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タイルを選ぶ際のポイント

タイル選びにおいて、色やデザインを重視する方が多いようですが、使用する場所に合わせて機能や性能も考慮に入れて選ぶことが大切です。メーカーのカタログやショールームなどで、それぞれの場所に適したタイルを確認出来ますので、それを参考にした上で好みの色やデザインのものを選ぶとよいでしょう。

玄関タイルの選び方

玄関付近は転倒によるケガなどが多く、家の中でも危険な場所のひとつです。また外への出入りが頻繁なので汚れやすい場所でもあります。こうした点を考慮し、滑りにくく、掃除がしやすいタイルを選ぶことが大切です。なお、玄関の床タイルには、玄関の外側と内側でそれぞれ適したタイルがあります。

玄関の外床に適したタイル

玄関の外では、雨に強く滑りにくい「外床◎」表記のタイルが適しています。しかし、滑りにくいタイルは表面に凹凸があるため、白系の色のタイルだと汚れやすくなります。ただし、オフホワイトやクリーム系の白なら汚れが目立ちにくくお掃除も楽になりますので、そうした色のタイルを選ぶのもひとつの方法です。また、玄関の外床タイルの色を外壁の色に合わせると、建物全体に統一感が生まれます。

玄関の内床に適したタイル

玄関の内側では「内床◎」か「外床○」表記のタイルが適しています。玄関の外床ほど滑りに配慮する必要はありませんが、雨の日などは外から持ち込んだ靴や傘の水気で滑りやすくなりますので、玄関外にマットなどを敷いておくと安心です。また、玄関の内床と外床のタイルの色を統一したい場合は、外床用にノンスリップタイプを使用し、内床用には同じシリーズのノンスリップ性能がやや低いものを選んでもよいでしょう。マンションなどエントランスから玄関までの距離がある場合は、外から水やほこりを持ち込みにくくなりますので、「屋内床○」または「屋内床◎」でも問題ありませんが、陶器質タイル(Ⅲ類)などの場合は強度にやや不安があるので避けたほうが安心です。

キッチンタイルの選び方

汚れが目立ちやすいキッチンでは、汚れに強く掃除がしやすいタイルを選ぶことが一番のポイントです。キッチンでは、キッチンバック(カウンターの前の壁)や天板にタイルを用いるのが一般的です。

キッチンバックに適したタイル

キッチンバックで最も気になるのは油などによる汚れです。表面がザラザラしたタイルよりも、施釉タイルで光沢があるものの方がお掃除が簡単です。色やデザインはシンプルなものを選ぶと全体にスッキリとした印象を与えてくれます。タイルの形は正方形だとかわいらしい印象になり、長方形だとモダンな雰囲気を醸し出します。また、モザイクタイルを使ったモダンでかわいいキッチンに仕上げるのもおすすめです。このほか、無地タイルにボーダーや柄タイルなどをアクセントとして取り入れるなど、デザインを自由に工夫してみるのも面白いと思います。オープンキッチンの場合は、リビング・ダイニングとの統一感も考えてコーディネートするようにしましょう。

キッチンの天板に適したタイル

天板も汚れを落としやすいタイルを選ぶのが基本です。表面がザラザラしたタイルよりも、なるべく光沢があって表面がフラットなタイルを選ぶようにしましょう。天板の上は物を置くなどして傷がつきやすくなりますので、磁器質など強度の高い材質を選ぶことをおすすめします。

浴室タイルの選び方

浴室タイルの場合は壁と床でそれぞれ選び方のポイントが異なります。壁タイルでは汚れにくくお掃除が簡単な施釉タイルが適していますが、床タイルの場合は転倒防止を第一に考えて滑り止め加工が施されたタイルを使用することが大切です。また、冬場はタイル表面が冷たく感じますので、なるべく足触りが温かく感じられる機能を持ったタイルを採り入れることをおすすめします。

浴室の壁に適したタイル

夜間の温度が氷点下に達するような寒冷地では、タイルの隙間に侵入した水が凍って体積が膨張し、それによってタイルに亀裂や歪みなどが生じるおそれがあります。このような現象を避けるためにも、寒冷地では「耐凍害○」のタイルを用いることが必須です。

浴室の床に適したタイル

浴室の床は濡れると大変滑りやすくなり、これによるバスルームでの転倒事故が多数報告されています。滑りやすいタイルを採用すると大変危険ですので、小さなお子さんや高齢者のいるご家庭などでは特に注意が必要です。「浴室床○と◎」と表示されたタイルなら、水に濡れても滑りにくいので安全です。

リビングや寝室のタイルの選び方

リビングや寝室の壁・床などにタイルを採用する場合は、清潔で快適な室内環境をもたらしてくれるタイルを選びたいものです。たとえば湿度調整の機能が備わったものや、結露・カビ・ダニの発生などを抑える機能を持ったタイルがおすすめです。また、床暖房をご利用の場合は、床暖房に対応しているタイルを選ぶことが重要です。

コーディネートのポイント

場所ごとにコーディネートの考え方は違ってきますが、多彩な色やデザインのタイルを自由に組み合わせてあなただけのオリジナル空間を作れるのが、タイル素材の大きな魅力でもあります。最近では、DIYで自ら自宅のタイルを施工し、自由な空間作りにチャレンジされる方も多くなっています。

浴室の床タイルと壁タイルは、基本的に単色か同系色(2色まで)での配色にするのが一般的です。同系色の場合、床は壁よりも濃い色にした方が落ち着いた印象を与えます。また、バスタブにつかったときの視線方向の壁に柄タイルを用いるなどして、アクセントを加えてみるのも良いでしょう。また、壁の色とバスタブなど機器の色を同系色で統一したり、バスタブの色使いだけ変えてみるのも面白いコーディネートになると思います。

リビングなどの壁にタイルを採用する場合は、元々の壁の色に合わせて、タイルを取り入れる部分とそうでない部分に統一感を持たせる配色と、タイル部分だけ目立たせるような配色の2通りの考え方があります。また、床の場合は床材や壁材に合わせてコーディネートを考えることが大切です。最近では、テラスと室内の床タイルをつなげるケースも増えており、同じシリーズの床タイルでそれぞれ屋内用と屋外用が用意されている商品もあります。

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