タイルは汚れに強くモダンで美観に優れているといった特性があることから、おもな施工箇所としてはキッチンや浴室、外壁、玄関アプローチなどが一般的となっています。タイルの用途は幅広く、施工箇所に応じて様々な種類があります。ここでは住宅にタイルを採り入れることで得られるメリットについていくつかご紹介していきます。

住まいの中でも特にキッチンや浴室、トイレといった水廻りは汚れやすい場所です。タイルはほかの素材と比べて汚れが付きにくく、しかも汚れを落としやすいという特性があります。さらにタイルはデザインも豊富なことから、オリジナリティの高いキッチンやバスルームを演出することも可能です。最近はキレイな水廻りで生活したいというニーズが増していることから、建材としてタイルが人気を集めています。

タイルにはモダンで高級感がある点も人気を集める理由のひとつです。特にモザイクタイルと呼ばれる小さなタイルはレトロな雰囲気を醸し出していて人気があります。また、タイルが持つ質感や色合いなどが落ち着いた印象を与えることから、近年はリビングにタイルを採り入れる家庭も多くなっています。

タイルはほかの建材と比べて耐久性に優れていて、基本的に塗り替えなどのメンテナンスも不要であることから、外壁の建材にも適しています。おしゃれでデザイン性にも優れたタイルは、月日が経過するほど味わいを増し、長期に渡って建物の外観を美しく保ちます。

家の新築後やリフォーム後に、新建材やクロスに含まれるホルムアルデヒドが原因で起こる「シックハウス症候群」に悩まされる人が多くなっています。その点タイルには化学物質が一切使用されていませんので、健康に非常にやさしい素材であるといえます。