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オフィス内装工事の重要性

オフィスの開設や移転の際には内装工事が必要になります。小規模の事務所などは大掛かりな工事は不要ですが、社員が10人以上の規模の会社や、オフィスで接客をする場合には内装工事が必要です。オフィス内装工事のポイントは、社員の働きやすさと訪問客からの印象、そのどちらを重視するかという点です。来客が多かったり見栄えを重視するような業種であればデザイン性に比重を置いた方が良いでしょうし、反対にオフィスの見栄えにこだわらないような場合は働きやすさに重点を置くべきです。

オフィス内装工事のポイント

オフィスの内装を考える際に、まず気を付けなければいけないのが電子機器の配置です。オフィスでは、パソコンやコピー機などの電子機器が何台も置かれる状態となります。これらの配線をきちんとしておかないと、電源がショートするなどして大切なデータが失われるようなことにもなりかねません。次に、社員の増加や在庫の保管場所が必要になった場合は、部屋数を増やすためにパーテーションなどで工夫することが求められます。また、今後移転することも想定して、あまり大掛かりな工事をしないことも大切です。居抜きの場合を除き、通常は部屋を明け渡す際には元の状態に戻すことが原則となりますので、その際のコストを抑えるためにも内装工事は最小限にしておくのが理想的です。

OAフロア

オフィスには、電子機器のケーブルや電話線などたくさんの配線があります。この配線が床の上に通っていると見栄えも悪いですし、また足を引っ掛けるなどして危険な事故に繋がるおそれもあります。この問題を解消する工事がOAフロア工事です。これは、配線を床下に通すための工事で、床を50~100ミリほど底上げし、その下に配線を通す形になります。素材は金属製やプラスチック製などの種類があり、機能や高さもバリエーションが豊富となっています。また、最近では底上げした床の下に空調を通す「床下空調」などもあります。

カーペット、床材

最近ではOAフロアが普及していることもあり、床材として、設置しやすく部分的に貼ることが出来るタイルカーペットが主流になってきています。フロアごとに色やデザインを変えればオフィス内の印象が見違えるようになりますし、高級感を演出したいエントランス部分には大理石模様のタイルカーペットもあります。部屋の用途やイメージによって様々な種類から選ぶことが出来ます。

壁紙

壁の色やデザイン次第でオフィスの印象は大きく変わります。壁クロス(壁紙)を貼る際に注意すべきポイントは、室内の家具や床の色とのバランスを考えることです。このバランスが悪いと全体的にチグハグとした印象になってしまいます。また、最近では環境問題に配慮した、リサイクル可能な壁紙も多くなっています。

照明

間仕切りのレイアウトとしている場合、各部屋を均等に明るくするためには、蛍光灯の移動や増設が必要になる場合もあります。また、オフィスのデザイン性を重視した場合、蛍光灯では雰囲気を損ねる可能性が考えられます。そこで、ダウンライトや間接照明に工夫を施すと、室内の印象を大きく変えることが出来ます。

エアコン・空調

室内の間仕切り方によっては、座る場所によって空調システムの効率が偏ってしまうことがあります。そのような場合、エアコンなどの移設や増設を考えなければなりません。最近では床下空調の普及が進んでいます。床下空調はパネル式であるため配線ルートの自由な設定が可能で、配置替えもスムーズに行うことが出来ます。

オフィスの間仕切り(パーテーション)

オフィスの間仕切りにパーテーションを導入する企業が多くなっています。パーテーションとは、アルミやスチール、ガラスなど様々な種類のパネルを用いて1つの部屋を区切ることを言います。部屋の増設や喫煙室を設置したい場合などは、パーテーションの導入をお勧めします。また、工業用のクリーンルームやトランクウォールなどもパーテーションを用いて作ることが出来ます。また、最近では生体認証パーテーションなども登場しており、Pマーク取得を予定している企業にもお勧めです。このようにパーテーションには様々な種類がありますので、設置する部屋の用途に応じてパーテーション選ぶと良いでしょう。パーテーションは大きく分けるとハイ・パーテーションとロー・パーテーションの2種類に分けられます。

ハイ・パーテーション

基本的には天井までの高さで完全に間仕切りたい場合に用います。ただし、場合によっては天井工事などが必要になることもあります。解体や組み立てが可能なため、レイアウトの変更も自由に行えます。パーテーションの仕切り方次第でオフィスの動線にかなり影響を及ぼしますので、動線を考えたパーテーションの設置が大切です。

ロー・パーテーション

ローパーテーションは、空間を手軽に仕切ったり、目隠しとして用いたい場合に最適です。組み立ても簡単で、ハイ・パーテーションのような天井工事も不要です。色やサイズ、種類などもバリエーションが豊富で、用途に応じて選ぶことが出来ます。

オフィス内装工事の費用

内装業界では、一般に坪単価で内装費用を表しますが、内装工事のほかに設備工事などが発生するため、坪数だけで概算を出すことが出来ません。下記の費用は、大まかな坪数をもとにした概算となりますので、あくまで参考程度にお考え下さい。なお、社員一人あたりのスペースは一般的に2~3坪と考えられていますので、下記の表では社員一人につき2坪として計算しています。また、社員一人にかかる実質的費用は、引越し作業に3万円、電話工事に2万円、ネットワーク工事に2万5千円、電気設備工事に2万円かかると言われています。また下記は、新オフィスに移転し、オフィス家具などを新規に購入した場合を想定しています。

小規模オフィス(社員数10人前後)の場合

項目概算費用
引越作業3万円×10名=30万円
内装工事10万円×20坪=200万円
オフィス家具20万円×10名=200万円
電話工事2万円×10名=20万円
ネットワーク工事2万5千円×10名=25万円
電気設備工事2万円×10名=20万円
諸経費(設計費含)上記の小計×10%=49万5千円
合計544万5千円

小規模オフィス(社員数20人前後)の場合

項目概算費用
引越作業3万円×20名=60万円
内装工事10万円×40坪=400万円
オフィス家具20万円×20名=400万円
電話工事2万円×20名=40万円
ネットワーク工事2万5千円×20名=50万円
電気設備工事2万円×20名=40万円
諸経費(設計費含)上記の小計×10%=99万円
合計1089万円

小規模オフィス(社員数30人前後)の場合

項目概算費用
引越作業3万円×30名=90万円
内装工事10万円×60坪=600万円
オフィス家具20万円×30名=600万円
電話工事2万円×30名=60万円
ネットワーク工事2万5千円×30名=75万円
電気設備工事2万円×30名=60万円
諸経費(設計費含)上記の小計×10%=148万5千円
合計1633万5千円

また、オフィス移転の場合は、上記のほかに現オフィスの原状回復工事費や、移転に伴う事務費用(新オフィスの住所記載)などが別途必要となります。

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